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古代の朱 

古代の朱
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書感 古代の朱 松田壽男著 筑摩書房  2005年1月発行(201502up)
古代の朱

著者は1903~82 東洋史家、独自の歴史地理学方法を駆逐した内陸アジア史、東西交渉史研究の第一人者であり、本書は1987年「松田壽男著作集」第6巻「人間と風土」からの抜粋とあります。

本書を数年前に読んだことがあり、その中で奈良の大仏を建立するとき、金と同時に水銀を必要としていたことを思い出ました。
金の原鉱石といっても混じり物が大半、その精錬に水銀が使われ、金アマルガム法で本体の銅にメッキされていたということです。
工程は水銀5に対し錬金(こながね)1の割合でアマルガムを作りこれを仏体の表面に塗る。その後で、炭火で水銀を蒸発させてしまうと、純金が銅の肌に食い込むように付着する。とあります。
大仏建立に、黄金があっても、もし水銀がなければ、金メッキが施された仏身はできなかったことになります。

みちのくの水銀文化についても触れられており、平泉地方は古代の水銀産地でもあった。古い陸奥の産金とも関連を持つ。金の原鉱石を破砕し、粉末にして水銀を加えれば、水銀は金だけを吸い取ってアマルガムという方法で黄金の精錬をしていた。

「みちのくの黄金文化」は水銀文化とも言えることを認識し、水銀が金と切っても切れない関係であったことを新たにしました。

砂金と朱砂とはそれぞれきれいな金色と赤色で、色合いの対比は見事なものになっている。
朱砂は辰砂(しんしゃ)とか丹砂(たんしゃ)とか書かれ、水銀と硫黄との化合物(HgS)であって、じつに美しい赤色をかもしだしている。元々は、朱は純粋な赤色。アカ色の総称のことである。
殷の甲骨文字で「朱」の字体は「牛」の真ん中に一本の横棒を加えた形、すなわち牛を胴切りにした形で、切った時に吹き出す血の色でアカという色を示している。

血田(ちだ)、血原などという「ち」と言う字のついた地名は水銀産地で、母岩がまっ赤に野を染めて朱砂が露頭していたところでもあった。以前はこの地名を人間が殺し合って血が流れた所と捉えていたのは間違いであったことに気が付きました。
その他にも、日本のあちこちに水銀の鉱山があったことを知り、ニウ・ニフ 丹生 壬生 仁宇などは、古代の朱(水銀鉱山)の産地であることも再確認いたしました。




古代のアカについて

原始日本人が使ったアカ色は二種類。
一は水銀系のアカ、硫化水銀(HgS) 純粋のアカ色
一は鉄系のアカ、酸化第二鉄(Fe2O3) 俗にベンガラといいやや黒ずんで紫色に近い

後(天平時代以降)に鉛系のアカ、四酸化鉛(Pb3O4) 一般に鉛丹(黄丹)
赤と黄色の中間色 俗にミカン色
この鉛丹が朱の代用品になってしまい、朱に対する日本人の感覚が変わってしまった。
朱と言えば黄色味の強い赤色、つまり鉛丹色とする観念はそこから出ている。

私自身、朱(朱色)と言えば黄色がかった赤だと思っていました。

さらに、水銀の原鉱石である朱砂の利用法として、鏡を明るくすること、すなわち、青銅鏡を朱砂で磨いて鏡面を光らせることに使われていたことも知りました。この用途からも非常に重要な金属であったことが窺えます。

本書は私のホツマツタヱの解読に目から鱗が落ちた一冊でした。
古代の朱 ホツマ解読 うろこ落ち

奈良の大仏に使った水銀も、江戸時代、伊勢白粉(おしろい)も伊勢の水銀を原料としていることから、昔から伊勢が水銀の産地であったことが理解できます。
本書により、水銀も金と同様重要な宝物(山の宝・やまた)であったことがわかり、謎とされていた邪馬台国の候補として伊勢が最後に浮かび上がってきました。

以上
ジョンレノ・ホツマ
高畠精二先生のホツマツタヱのHP

高畠精二先生のホツマツタヱ勉強会が、2012年10月より再開いたしました。
以前の勉強会の様子ですがご覧になれます。

ホツマツタヱ勉強会は、現在15綾を学習中です。食物の話の中で、この後、ココリ姫・西王母・夏の国という名称なども登場します。

次回10月10日(木)
11月12日(火)になります。
 時間は、18:30~20:30です。会場は「なかのZERO」西館3階学習室4です。
東京都中野区中野2-9-7 JR中野駅南口より東に線路沿いに約10分ぐらいです。



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