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30-16~22 儀式で「ひのおみ」が「みやこどり」の歌を唄う

30-10 儀式で「ひのおみ」が「みやこどり」の歌を唄う(30-16~22)

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 ひのおみうたふ(30-16)
みやことり みえをりてきく


ここで「日の臣」役の「みちおみ」が「みやことり」の歌を唄いました。君(神武天皇)は、褥(しとね、敷物)を三重(三枚)降りて(外して)お聞きになりました。(無心になってお聞きになりました。)


あわをたす あめすべらぎの(30-16)
もろはとみ かすがとこもり


「あわ」(天地)を治(た)す(天下を治める)、「あめすべらぎ」(天皇、ににきね)の両翼(鳥に例えている)は「とのおしで」を守る臣は、左大臣が「春日:あめのこやね」で右大臣が「こもり:よろぎまろ:三代目大物主、滋賀県高島郡」です。
「よろぎ」とは沢山の木、薬草園の意味があります。


きみとみの こころひとつに(30-17)
みやことり


君(天君、現在は神武天皇)と左右の臣の心は一つに合わさって政事を行なう「みやことり」(都鳥)に例えます。


 かたちはやたみ(30-17)
くびはきみ


都鳥の身体は八民(やたみ、国民)を表し、頸(頭、くび)は君(天皇)です。


 かがみとつるぎ(30-17)
まてのはね


鏡(左大臣)と剣(右大臣)は両翼の羽を担っています。


 もののべはあし(30-17)

物部(大物主家が統率する武人たち)は、国を支える足になっています。


かがみとみ つぎほろぶれば(30-18)
たみはなれ ひつぎふまれず


万一、鏡の臣(左大臣)が代々継がれなくなって滅びれば、民意が皇室から離れ、日嗣が踏まれなくなります。(天皇の皇位継承が出来なくなり、皇室が滅びます)


つるぎとみ つぎほろぶれば(30-18)
ものぶわれ よをうばわるる


万一、剣の臣(右大臣)が代々継がれなくなって滅びれば、物部(武人たち)は、仲間割れ(分かれ、内乱が起きる)となり、この世(国、皇室)は奪われることになります。


やたおみは ぞろおうはるの(30-19)
たみわざを かんがみるめぞ(みるべぞ 小笠原写本)


「やたのかがみ」の臣(左大臣)は、稲作の作業を指導して生活を豊かにすることです。
稲生う春の農作業を鑑みる目、鏡に照らして鑑みること、暦に照らして鑑みることを示しています。


かきおみは よこまをからし(30-19)
もののふの ちからもるてぞ


「かき臣」(八重垣の剣の臣)は邪悪(悪党)を殺し(懲らしめ)、物部(武人)の力で平和を守ります。税(米)を守る手です。


このゆえに みぐさをわけて(30-20)
さづくるは ながくひとつに
なるよしを


この様に、三種の神器(神璽(勾玉)、鏡、剣)を分けて(三権分立)授けるのは、未来永劫に渡り、一つにまとまって正しく国を治めて行けるようにしたものです。


 あやにしるして(30-20)
おてづから ふみをみまこに
さつけます(30-21)


これを、文章に記したものが、天照大神から(おてづから)、神璽を御孫(ににきね)に授けたものです。「お」は後に敬語の「お」になる。


 せおりつひめは(30-21)
みかがみを もちてかすがに
さづけます


天照大神の中宮の「せおりつ姫:別名むかつ姫」(伊勢神宮内宮、あらまつり神社)は、御鏡を持って(天照大神に代わって)「かすが」(左大臣)に授けました。

「せおりつ姫:別名むかつ姫」は、天照大神が自ら迎い入れてしまった絶世の美人で、他のお妃の嫉妬を招き、後に殺意を持たれてしまうほどで「むかつく」という語源になります。


 はやあきつめは(30-21)
みつるぎを もちてこもりに
さづけます(30-22)


「はやあきつ姫」(別名、潮のやもあいこ、天照大神のすけ妃、「かなさき」(住吉)の神の娘)は八重垣剣を持って(天照大神に代わって)大物主の「こもり」に授けました。

 みたびうやまい(30-22)
みなうくる やまとひつぎの
みやこどりかな


三礼をもって(三拝して)それぞれ(神璽、鏡、剣)を受け取りました。「かんやまといわわれひこ」の即位の礼を示した、大和の日嗣(新しく天皇の下で一心になった)の都鳥の歌です。

ジョンレノ・ホツマ
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